酸素透過率を高める洗浄液で、目の健康を守ろう
コンタクトレンズは、酸素を通すための水分と、レンズを形作る素材からできています。しかし、時間が経つと、レンズの表面にタンパク質や脂質などの汚れが付着し、酸素透過性が低下します。タンパク質除去機能を持つ洗浄液は、これらの汚れをしっかりと除去することで、酸素透過率を高めます。
洗浄機能
コンタクトレンズは、洗浄液で洗浄することで、レンズに付着した汚れやゴミを取り除くことができます。洗浄機能が十分に備わっていない洗浄液では、汚れが残ったままになり、酸素透過率が低下する可能性があります。
具体的には、以下の洗浄液が挙げられます。
※1DAYタイプは除く
マルチパーパス洗浄液
マルチパーパス洗浄液は、タンパク質除去機能と洗浄機能を備えた洗浄液です。コンタクトレンズの日常的なケアに使用できます。
※1DAYタイプは除く
タンパク質除去液
タンパク質除去液は、タンパク質汚れのみを取り除く洗浄液です。定期的に使用することで、レンズの酸素透過率を維持することができます。
なお、コンタクトレンズの酸素透過率は、レンズの素材や厚みによっても異なります。
※1DAYタイプは除く
酸素透過率の高いコンタクトレンズで、快適な装用感を実現
酸素透過率の高いコンタクトレンズは、角膜に必要な酸素を十分に供給できるため、長時間の装用でも快適に過ごすことができます。
酸素透過率とは、レンズが酸素を通しやすくする性能のことです。酸素透過率が高いレンズは、レンズを通して角膜に酸素が届きやすくなるため、角膜の健康を保ちやすくなります。
酸素透過率の高いコンタクトレンズには、以下のメリットがあります。
長時間の装用でも、目が乾きにくく、疲れにくい
角膜の健康を保ちやすく、トラブルを予防できる
酸素が届きやすくなるため、視界がクリアになる
酸素透過率の高いコンタクトレンズを選ぶ際には、以下のポイントに注意しましょう。
酸素透過率の数値が高いものを選ぶ
酸素透過率の数値は、Dk/Lという単位で表されます。Dk/Lの数値が高いほど、酸素透過率が高いことを示します。
自分の目の度数に合ったものを選ぶ
酸素透過率の高いコンタクトレンズは、度数や種類によっても異なります。自分の目の度数に合ったものを選ぶことが大切です。
眼科医に相談する
酸素透過率の高いコンタクトレンズは、必ず眼科医に相談して、自分に合ったものを選びましょう。
酸素透過率の高いコンタクトレンズを使えば、快適な視界を保ちながら、長時間のコンタクトレンズの装用を楽しむことができます。
カラーコンタクトレンズで目が乾く? 乾燥対策とケア方法
カラーコンタクトレンズは、瞳の色を変えて印象をアップさせることができる人気のアイテムです。しかし、カラコンを装用していると、目が乾きやすいというデメリットがあります。
カラコンで目が乾く原因は、主に以下の2つです。
含水率の高さ
カラコンの含水率とは、レンズに含まれる水分量の割合です。含水率が高いレンズは、水分が蒸発しやすいため、乾燥しやすい傾向があります。
※クリアレンズコンタクトも同じ
レンズの汚れ
カラコンは、装用中に涙や皮脂などで汚れてしまいます。汚れたレンズは、目が乾きやすく、不快感を感じる原因になります。
カラコンで目が乾く場合は、以下の対策をとるとよいでしょう。
含水率の低いレンズを選ぶ
含水率が低いレンズは、水分が蒸発しにくく、乾燥しにくい傾向があります。
レンズの汚れをこまめに落とす
レンズを装着する前には、必ず洗浄液で汚れを落としましょう。
※1日タイプを除く
こまめに瞬きをする
瞬きは、目の乾燥を防ぐための重要な役割を果たしています。こまめに瞬きをして、涙を分泌させましょう。
目薬を差す
目薬を差すことで、目の乾燥を潤すことができます。
※専用のコンタクト用目薬
また、カラコンを装用する際には、以下の点にも注意しましょう。
装用時間を守る
カラコンは、長時間の装用は避けましょう。1日の目安は人それぞれです。
コンタクトレンズの使用期限を守る
コンタクトレンズの使用期限は、レンズに記載されています。使用期限を過ぎたレンズは、使用しないようにしましょう。
カラコンは、正しく使用すれば、安全に楽しむことができます。しかし、デメリットを理解した上で、適切な対策をとることが大切です。
カラコンの危険性ってホント?知っておきたい正しい知識 色は落ちるのか?
カラコンの危険性については、以下のようなことが言われています。
酸素不足による角膜障害
カラコンは、通常のコンタクトレンズよりも酸素透過率が低いため、長時間装用すると酸素不足を引き起こし、角膜障害の原因になる可能性があります。
色素によるアレルギー
カラコンに使用されている色素は、金属や染料などのアレルギー反応を引き起こす可能性があります。
細菌感染
カラコンを正しくケアしないと、細菌感染を引き起こす可能性があります。
また、カラコンの色落ちについては、以下のようなことが言われています。
使い方を間違えなければ、色落ちすることは考えにくいです。
たとえば、1日タイプを何日も使用してみたり・・
強くこすり洗いをしてみたり・・・
以前、綿棒などで擦って色落ちするカラコンがありましたが、そんな使い方をするものではありません。
色素も、瞼側、角膜側と商品によって異なります。どちらの方が良いとかはありません。きちんと国から承認を受けている商品であれば、色落ちは無いと思われます。
もし、色落ちするカラコンがあるようであれば、消費者センターなどに報告するという流れをとる必要があります。
カラーコンタクトレンズの落とし穴 副作用とトラブルの予防
カラーコンタクトレンズは、正しく使用することで安全に楽しむことができますが、意外と知られていないアドバイスもあります。
1. 着色直径に注意する
着色直径とは、レンズに色が付いている部分の大きさを表す数字です。着色直径が大きいほど、瞳の色が大きく変化します。
しかし、着色直径が大きすぎると、瞳が不自然に見えたり、視界が狭くなったりする可能性があります。
自分の瞳の大きさや、なりたい印象に合わせて、適切な着色直径を選ぶことが大切です。
2. ベースカーブに注意する
ベースカーブとは、レンズの曲がり具合を表す数字です。自分の角膜の曲がり具合に合ったベースカーブを選ぶことで、ずれにくく、快適に装用することができます。
ベースカーブが合っていないと、レンズがずれたり、目に違和感を感じたりする可能性があります。
眼科で検査を受けて、自分の角膜の曲がり具合を測定してもらい、適切なベースカーブを選ぶようにしましょう。
3. 正しいケアをする(1日タイプ以外)
カラーコンタクトレンズは、正しくケアしないと目にトラブルを起こす可能性があります。
レンズを装着する前には、必ず洗浄液で洗浄し、専用のケースに保存しましょう。
また、1日の目安装用時間を守って使用することも大切です。
4. 目が疲れたらすぐにはずす
カラーコンタクトレンズを装着していると、目が疲れやすくなります。
目が疲れたら、すぐにレンズをはずして、休ませるようにしましょう。
5. 目の異常を感じたらすぐに眼科を受診する
カラーコンタクトレンズを装着していて、目の異常を感じたら、すぐに眼科を受診しましょう。
目の異常は、放っておくと重症化する可能性があります。
カラーコンタクトレンズは、正しく使用することで安全に楽しむことができます。
コンタクトレンズで「盛れる」? カラーコンタクトレンズで印象チェンジ
瞳の色に合わせてカラーコンタクトレンズを選ぶと、より自然に仕上がります。
瞳の色が明るい人
瞳の色が明るい人は、ダークカラーのカラーコンタクトレンズを選ぶと、瞳が引き締まって見えます。
明るい茶色の瞳の人
明るい茶色の瞳の人は、ダークブラウンやブラックなどのカラーがおすすめです。ダークカラーのカラーコンタクトレンズを選ぶことで、瞳の色がより深みのある印象になります。
明るい青色の瞳の人
明るい青色の瞳の人は、ダークグレーやブラックなどのカラーがおすすめです。ダークカラーのカラーコンタクトレンズを選ぶことで、瞳の色がよりクールな印象になります。
瞳の色が暗い人
瞳の色が暗い人は、明るいカラーのカラーコンタクトレンズを選ぶと、瞳が大きく見えます。
黒い瞳の人
黒い瞳の人は、ライトブラウンやヘーゼルなどのカラーがおすすめです。明るいカラーのカラーコンタクトレンズを選ぶことで、瞳の色がより明るく、可愛らしい印象になります。
茶色の瞳の人
茶色の瞳の人は、ライトブラウンやピンクなどのカラーがおすすめです。明るいカラーのカラーコンタクトレンズを選ぶことで、瞳の色がより柔らかく、優しい印象になります。
もちろん、これはあくまでも一例です。自分の好みやなりたい印象に合わせて、自由に組み合わせてみてください。
コンタクトレンズで「おしゃれ」を楽しむ! カラーコンタクトレンズの選び方
カラーコンタクトレンズの選び方
カラーコンタクトレンズを選ぶ際には、以下のポイントを押さえましょう。
瞳の色
自分の瞳の色に合わせて選ぶのがおすすめです。自分の瞳の色に合わせて選ぶことで、より自然な仕上がりになります。
カラー
好きなカラーを選ぶのももちろんですが、普段のファッションやメイクに合わせて選ぶと、よりおしゃれにまとまります。
着色直径
着色直径とは、レンズに色が付いている部分の大きさを表す数字です。着色直径が大きいほど、瞳の色が大きく変化します。
ベースカーブ
ベースカーブとは、レンズの曲がり具合を表す数字です。自分の角膜の曲がり具合に合ったベースカーブを選ぶことで、ずれにくく、快適に装用することができます。
カラーコンタクトレンズの種類
カラーコンタクトレンズには、大きく分けて2種類あります。
単色カラー(1トーン)
単色で着色されたカラーコンタクトレンズです。瞳の色を大きく変えたい方におすすめです。
グラデーションカラー(2トーン~)
境界線がぼやけて見えるグラデーションカラーのカラーコンタクトレンズです。瞳の色を自然に変えたい方におすすめです。
サークルレンズやカラーコンタクトレンズの区別は賛否ありますが、瞳の縁をはっきり強調するのがサークルレンズ、瞳の色を変えるコンタクトをカラーコンタクトと呼ぶことが多いです。
サークルレンズ・カラーコンタクトレンズの区別がつかないケースも多いですが、
製造・販売メーカーが、ブランディングなどを考えてどちらかに決めているようです。
カラーコンタクトレンズのケア(1日タイプ以外)
カラーコンタクトレンズは、正しくケアしないと目にトラブルを起こす可能性があります。